特集記事:溶接鉄筋はどのように製造、出荷されるのか!

2015年6月13日

特集記事「溶接鉄筋はどのように製造、出荷されるのか」を株式会社サトウ 埼玉工場の実際の製造ラインの写真を交えて解説いたします

解説:福井大学大学院 工学研究科 建築建設工学専攻 准教授 磯 雅人

(1)鉄筋の切断

鉄筋を所定の寸法に切断します。

鉄筋の切断

鉄筋の切断・加工

 

(2)特殊スポット溶接

自動スポット溶接機に切断・加工した鉄筋を挿入し,主筋とせん断補強筋を特殊スポット溶接します。本特殊スポット溶接の「溶接電流」,「通電時間」,「通電回数」,「加圧力」等の組み合わせは,溶接点に定められた諸性能を満足させるために,(一社)日本建築センターで評定された特殊条件の下でスポット溶接されます。また,そのスポット溶接は,品質を安定させるためにコンピューター管理の下で制御された溶接機により製造されます。

特殊スポット溶接01

(a)自動スポット溶接機による鉄筋の溶接

特殊スポット溶接02

(b)溶接部の拡大

 

(3)溶接鉄筋の加工

溶接された組立鉄筋を所定の形状に曲げ加工します。

溶接鉄筋の加工

溶接鉄筋の曲げ加工

 

(4)製品検査

製品検査では,加工された溶接組立鉄筋の各寸法が,規定寸法の範囲内に収まっているかを確認します。スポット溶接部分の品質検査では,まず,溶接点のせん断強さがせん断補強筋の規格降伏点を満足できているかをJIS G 3551に記載された溶接点せん断強さ試験により確認します。次に,そのせん断強さ試験を行った試験片を用いて,溶接された主筋に対してJIS Z 2241による引張試験を行い,主筋の降伏点,引張強さ,伸びが規格値を満足できているかを確認します。

(5)保管・出荷

加工された組立鉄筋は,出荷までの長期保管による腐食や折れ曲がり等を避けるために工場内で厳重に管理・保管されます。出荷にあたっては,養生,梱包等を行い,輸送による腐食,変形等を防止する措置が行われます。

保管・出荷01

(a)工場内での保管

(a)工場内での保管

(b)トラックへの積み込み・出荷

 

引用:株式会社サトウ ホームページ


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