住宅用ユニット鉄筋とは
住宅用ユニット鉄筋とは立上り部の主筋とあばら筋、腹筋とあばら筋を工場で「特殊スポット溶接」により接合された鉄筋部材で、地上階数3以下の住宅、共同住宅(在来軸組工法・枠組壁工法・鉄骨造)の場所打ち鉄筋コンクリート造布基礎・べた基礎・べた基礎と一体になった偏心布基礎内の配筋に使用できます。
日本住宅基礎鉄筋工業会は、財団法人日本建築センター(以下、BCJという)の評定を取得した住宅用ユニット鉄筋を推奨しており、使用される「特殊スポット溶接」の強度は、溶接された主筋の降伏点、引張強さ及び伸びが溶接前の母材のJIS規格値以上であり、溶接点のせん断強度があばら筋の短期の許容引張応力度以上になります(Aタイプ)。
住宅用ユニット鉄筋の特性
工期の短縮
1邸ごと図面から拾い出した受注生産で、工場でユニット化された住宅用ユニット鉄筋を使用することで、現場での組み立て作業が容易になります。基礎業者様がこれまで現場にて異形棒鋼を切断、曲げ、加工していた手間が解消され、工期の大幅な短縮が可能です。
品質の安定
すべて工場生産のため、製品の高い品質を均一に保つことができます。また、1邸ごとにユニット化され出荷されるため、現場作業員のスキル・熟練度に依存されることなく、施工品質を高めることが出来ます。
JHR推奨基礎仕様 標準ユニット
推奨基礎仕様マニュアル(発行)一般社団法人日本住宅基礎鉄筋工業会より