その辺が地域密着でやっている大きなPRポイントですね。今後の市場の問題点、見通しについては。

青山 やっぱり原材料の値上がりですね。これがなければ違った見通しになったのでしょうけど、売上は上がっているのですが、当然のことながら2割、3割資材価格が上がっている。モノによっては2倍、3倍になっている。したがって売上も上がるのですが、なかなか利益が出ていない状況となっています。
 値上げをどうお客様に浸透させるか。そういうことも含めてこの先どうなっていくのか。数量的にはある程度見込めるのですが、そこで利益が出せるような状況を維持できるかどうかというところです。そこで当然棟数が減ってくるとなると、建替えにもなるかもしれないし、出来る事だったら工業会を上げて、最低ラインのある程度の交渉をするというのがいい事なのかなあと。

最後に工業会へのご意見、要望がありましたらお願いします。

青山 私も工業会で役員をやらさせて頂いていますが、何よりも業界が良くなればということでやらせてもらっています。そういう意味では工業会の認知度が上がってほしいと思っています。そのためにも佐藤理事長に頑張っていただいて、次世代の若い人々に繋げていただきたい。
 我々工業会は全国ネットワークだということを最大限に生かし切れていないと思います。そういう意味では、コロナ禍で始めたテレビ会議形式総務委員会などは、参加率はいいので継続していただきたい。
 またネット活用の会議だけでなく、基礎鉄筋の技術や最新情報について会員企業の社員や工場の人達が勉強できるような動画等を定期的に出していったらいいと思います。外部の人が見ても勉強になって、その次の時は入会につながる、そういった取組みができて来ればいいなあと思います。また賛助会員さんからもPR動画等を発信していただければ、さらに認知度を上げられると思います。

■会社プロフィール
本社・工場:埼玉県春日部市下柳
 工場:神明工場(越谷)
グループ会社:株式会社ダイゴ
年 商:20億円。
従業員:80名。

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