セイシンユニットの工場内

評定を取られてユーザーも期待していると思いますが、今後の会社の展開、住宅市場についてはどう考えていますか。

水俣 会社は余り大きくしなくてもいいと思っています。私は社員は全員家族だとみています。現在社員はミズマタ、セイシンユニットの両方で事務所も入れて30数人。外注が20~30人います。ですから大手の仕事でも量を拡大するのではなく近くの仕事を大切にしていく。その中でもっと花が咲けばいいと思っています。
 また住宅だけにこだわってはいませんし、RCの鉄筋工事に関しては今後職人さんがどんどん減ってくる時代なので、うちは技術・技能で良いところを持っていますので、今後とも伸ばしていきたいと思います。
 住宅のユニット基礎の生産体制は、現状では大体月150トンくらいやってます。今の工場としては一番理想な体制かなと思います。ですからキャパオーバーすると不具合の製品とか色々出てきますので、その辺を上手くやって行かないと淘汰されます。そういうこと無いようにトレーサビリティーとか、コンプライアンスを守りながらやって行かないといけないと思います。現状での最大生産キャパは月200トンですので、それに負けないよう積算業務をきちっと固めて進めていきたい。それで社員全員の生活を守っていくというのが私の方針です。

趣味は、若いころは少林寺でしたが。

水俣 ゴルフが趣味で月に3回いきます。日曜日以外行きません。少林寺はもう全くやっていません。今は朝会社に出て朝礼が終わって、外を廻って、自宅にご飯を食べに帰って、また9時過ぎに来て、見積もりから請求書までミズマタの物件は全部自分でします。 

水俣会長は、事務所脇の水槽で自慢の錦鯉を育てている。

■会社プロフィール
本社・工場:大阪府阪南市桃の木台
グループ会社:株式会社ミズマタ
年 商:グループで7億円。
従業員:グループで30名ほど。

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